[CYO]リン酸化チロシン・ユビキチン化タンパク質濃縮キット30％OFFキャンペーン[～2016/09/30]]

キャンペーン期間中，Cytoskeleton社(メーカー略称：CYO)のリン酸化チロシン・ユビキチン化タンパク質濃縮キット「Signal-Seeker Kit」を30％OFFのキャンペーン価格でご提供します。ぜひこの機会をご利用下さい。

リン酸化チロシンやユビキチン化タンパク質の濃縮用キット
Signal-Seeker Phosphotyrosine / Ubiquitination Enrichment Kit

アフィニティービーズを用いて，細胞や組織中のリン酸化チロシンまたはユビキチン化タンパク質を濃縮できるキットです。濃縮したタンパク質は，抗リン酸化チロシンまたは抗ユビキチン抗体を用いたウエスタンブロットにより分析できます。

※ 本製品は研究用です。臨床用途には使用できません。

Signal-Seeker Kitの操作フロー

MEMO

Signal-Seeker Enrichment Kitについて

シグナル伝達および細胞内で起こるその他の現象において，タンパク質の迅速かつ動的な調節が必要です。ほとんどの場合においてこれらの機構は，標的タンパク質の非常に小さな部分修飾が関与しており，タンパク質調節プロセスの把握は科学者にとって困難なものでした。リン酸化，ユビキチン化，SUMO化またはアセチル化が関与する重要な調節機構の解析は，歴史的に時間と労力を必要としていました。Cytoskeleton社はシグナル伝達機構に関与するタンパク質修飾の簡便かつ迅速な解析を可能とするため，キット内容の最適化を行い，わずか1日でタンパク質の内因性修飾の解析が行えるようになりました。

■特長

• キットに含まれる各試薬の最適化することにより，きわめて高い感度を実現しました。
• 測定回数：30 assays
• 適用：
  • 一過性の調節機構の研究
  • 複数経路のタンパク質シグナル伝達の測定
  • 標的タンパク質の新しい修飾の発見
  • 内因性または一過性発現タンパク質のシグナル伝達の測定

■使用例

■Signal-Seeker Phosphotyrosine Enrichment Kit（#BK160）

(1) Phosphotyrosine Beadsのチロシンリン酸化タンパク質に対する特異性の検証例

pY-BSA：Phosphotyrosine-BSA conjugate
pS-BSA：Phosphoserine-BSA conjugate
pThr-BSA：Phosphothreonine-BSA conjugate

(2) ウエスタンブロットを用いた抗pY抗体（#APY03）のpY修飾タンパク質に対する特異性（左）の検証例。対象として抗pS抗体（中央）および抗pThr抗体（右）を用いた。

細胞ライセート20 μgを以下の条件で処理し，各抗体でウエスタンブロットを実施した。
pV：100 mMのH2O2活性化過バナジン酸（pervabadate：チロシンホスファターゼ阻害物質）を10分間未処理（－）／処理（＋）。
Cal A：50 mMのカリキュリンA（calyculin A：セリン／スレオニン阻害物質）を1時間未処理（-）／処理（+）。

(3) チロシンリン酸化タンパク質に対するAPY03-beadsの特異性のウエスタンブロットによる検証例。
細胞ライセートは，Single-Seeker Phosphotyrosine Enrichment Kitを用いて免疫沈降を行った

左図：HeLa細胞を30分間，100 μMのH2O2により活性化したオルトバナジウム酸ナトリウムで未処理（-）／処理（＋）。
右図：A431細胞を24時間無血清で飢餓状態とし，50 ng/mlのEGFで5分間未処理（-）／処理（＋）。

■Signal-Seeker Ubiquitin Enrichment Kit（#BK161）

(1) ユビキチン化Rac1の検出例

Swiss 3T3細胞を10 μMのプロテアーゼ阻害物質MG132で3時間処理し，Signal-Seeker Ubiquitin Enrichment Kitマニュアルに従ってBLASTバッファーで細胞ライセートを調製した。細胞ライセートの各300 μgを，細菌毒素CNF1で未処理（Lane 3）または3時間処理（Lane 4）し，抗Rac1抗体を用いてウエスタンブロットを行った結果，既報*1の通りCNF1処理によるRac1のモノおよびポリユビキチン化物を検出した。

Lane 1：3％細胞ライセート
Lane 2：コントロールビーズ＋細胞ライセート
Lane 3：CNF1未処理
Lane 4：CNF1処理

*1 : Torrino S. et al., Developmental Cell, 21, 959～965 (2011).

(2) ユビキチン化p53／全タンパクの検出例

HeLa細胞を70％コンフルエントまで培養および採取し，BLASTバッファーを用いて溶解後，各アッセイ細胞ライセート500μgをSignal-Seeker Ubiquitin Enrichment Kitのマニュアルに従って処理した。ウエスタンブロットAは抗p53抗体でプローブしたものを示し，ウエスタンブロットBはブロットAをHRP標識抗ユビキチン抗体によりリプローブしたものを示す。ウエスタンブロットAでは，ユビキチン化p53が既報*2の通り明瞭に視認された。

Lane A1：2％細胞ライセート
Lane A2：ubiquitin affinity beadsを用いて濃縮したHeLa細胞ライセート500μgの免疫沈降物
Lane B1&2：ウエスタンブロットAをHRP標識抗ユビキチン抗体によりリプローブした結果

*2 : Jin L., et al., Onc. Rep., , 29, 1983～1990 (2013).

■キット内容

商品コードをクリックすると，直接価格表がご覧いただけます。キット内容の●にリンクがあるものは，単品でご購入いただけます。残りのキット内容物は，原則として単品でご購入いただけません。

キャンペーン価格

■Signal-Seeker kit

■リン酸化チロシン関連製品

■ユビキチン関連製品

■SUMO-2/3関連製品